水媒花

みんなで綴る短歌ブログ。

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春日いづみ

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それぞれが「わたしはシャルリー」と言へる日の遠きを思ふ霜柱踏む

   春日いづみ歌集『塩の行進』が刊行された。
掲出歌の「わたしはシャルリー」は、2015年フランスの新聞「シャルリー・エブド」で12人が死亡したテロ事件のあと、表現の自由を支持する人々によって掲げられたスローガンである。シャルリー社の記事はイスラム教徒に対してかなり差別的な内容であったが、それに賛同するスローガンではない。もちろん表現の自由とヘイト発言は別であるが、発言内容の如何にかかわらず表現の自由は守られるべきであり、今まさにサウジアラビア人記者がトルコのサウジ総領事館で死亡した事件の真相を、世界中が注目している。
 話が逸れてしまったが、春日いづみは長年映画作品のシナリオ採録の仕事に携わっていたこともあり、高い見識をもった社会派の歌人である。

  「ネット銀行レモン支店」にタッチする葉つぱのお金を送る心地に
  凍結の卵子精子は何色ぞ冷凍庫より取り出すイクラ
  エルサレムに求めし木の実のロザリオの渦巻きてをり抽斗の隅
  たはやすくガンジーの手に拾はれしひたに輝く塩を思へり


 独自の視線で社会を切り取り、声高に主張するのではなく、詩として表現された歌が魅力的である。  (水甕芦屋支社 加藤直美)




  

  往生極楽院(天井の船底型に極彩色の天女・菩薩色褪せてある) 

 

         三千院の庭

 

        三千院   庭に散在する石仏

 

         詩仙堂庭に通じる道

 

              詩仙堂(詩仙の間)

京の散策は雨の六月もまたさくら、紅葉に次いで魅力である、。冬も格別と聞くが

 寒さが苦手なのでこれは実現出来てない。

 三千院へはもう何回来ただろう。修学旅行、歌の師との吟行、二人の友人と

 それぞれ、秋と春季節を分けて、、、そして今回が5回目だがそれぞれ思い出深い。

 今回は春日いづみ先生を御案内しての訪れである。

 生憎の雨だが、これがこれがわたしの望んでいた天気なのである。

  朝早い、苔むした三千院の庭は実にしっとりしていて心が落ち着く。

 昨日の合同歌会の講師をしてくださったいづみ先生もつかれを吹き飛ばされたことだろう。

 自称「雨あがり女」私の面目も保たれた。ご案内した方のよろこばれるお顔をみると

 心底うれしくなるのである。

  つづいての案内の地に迷う…近頃話題の岩倉の実相院、京都随一の借景圓通寺等々。

    上賀茂の社家も魅力だし、、。

 とりあえず国際会館で食事。今回は地元下鴨のTさんがついて下さっているので心強い。

 お話の中で「詩仙堂」にいかれたことがないとお聞きしたが詩仙堂を見ずにお帰り

 いただくのはまことに残念。

 幸い金閣寺より銀閣派だとおっしゃるので此処に決定。

 写真の詩仙の間から大きな山とかの借景はないがこの地に樹勢する木々が調和

 していて実に落ち着く。若いカップルなど十数人が等間隔に静かに座る。

 紫陽花の原種で幻の紫陽花と言われた七段花をはじめて見たのはこの地なのである。

 ときどき花花の虫食いがめだったがそれも丈山のこころなのであろう。

  この堂を立てた江戸期の石川丈山なる人物に思いを馳せるひとときであった。

 1986年、5月詩仙堂ご訪問時のダイアナ妃とチヤールズ皇太子の写真があった。

 憂いに満ちたお顔から妃の苦悩も日々をおもった。

 

     木の名もつ母と水の名もつ吾と炎を挟み時に距離置く

               春日 いづみ

                              (水甕 佐々木則子)


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