下記の日程で、第二回水媒花歌会を行いました。(ただいま雑談中)
歌会の流れや、ネット歌会の特色については、第一回の報告に詳しく書かれているのでご参照ください。
「水媒花ネット歌会報告」重吉知美
http://livedoor.blogcms.jp/blog/kimuramiwa-suibaika/article/edit?id=10579958
今回は13名の申し込みを頂き、詠草をお送り頂いた方は11名でした。
近くに支社や歌会の場がない方や、パソコンの操作が不安といわれる方、他結社や結社無所属の方なども、ブログの告知を見て申し込みくださり、とても嬉しく思いました。
本歌会の詠草は未発表歌扱いなので、私の歌に関する評をすこし紹介します。
この夜を顔の消えるまでつながりあふ一滴ひとしづくの水銀
・情報がもう少し欲しい
・上の句は男女のつながりか
・〈顔の消えるまで〉
→ 個々の思いも消えるほど?
→ 強い情念を感じる
→ ムンクの『接吻』を思わせる
→ 一滴に映っていた顔が、粒の繋がることで大きくなり、見えにくくなったのでは
・〈水銀〉の意味
→ 液体状でつながっている、流動的という意味も
→ 繋がることで一粒ひとつぶが消える感じ、危険と美しさの共存
→ 一滴がどんな感じがよくわからない
・〈一滴ひとしずく〉
→ 重複は効いているのか?
→ 句跨りのリズムに躓いた
→ このようなリフレインは、初めに漢字、次に平仮名が多い、いきさつを知りたい
この歌は、実はネットの繋がりを意図していました。いつも繋がっている、あるいは繋がろうとするネットの世界が少し怖くなって詠みました。液晶に照らされる一人一人の顔に水銀の輝きを思いました。
しかしこれでは、上句も下句も抽象的で伝わらないですね。ネットであることが分かる言葉(具体の見える描写)があると良いのでは、という評もありました。そのほか、推敲を考えると気が遠くなりますが、たくさんの評や感想、有難く、大変勉強になりました。
ちなみに水銀ですが、昔、学校をさぼろうとして体温計をライターで炙ったら割れました
ティッシュで拭こうとしたのですが、当然吸わず、指で一滴一滴をつなげてゆき、床を滑らせて窓の外まで運びました。その輝き、感触、危険の香りが、とても魅力的に見えたことを思い出しました。
小学生の頃の話です。
9/16(日)~ 9/22(土) 参加者募集
9/23(日)~ 9/29(土) 出詠
9/23(日)~ 9/29(土) 出詠
9/30(日)~ 10/2(火) 投票
10/3(水)~ 10/7(日) 歌会(批評・意見交換)
10/8(月)~ 10/14(日) 作者名乗り・雑談
10/15(月) 掲示板クリア
10/15(月) 掲示板クリア
歌会の流れや、ネット歌会の特色については、第一回の報告に詳しく書かれているのでご参照ください。
「水媒花ネット歌会報告」重吉知美
http://livedoor.blogcms.jp/blog/kimuramiwa-suibaika/article/edit?id=10579958
今回は13名の申し込みを頂き、詠草をお送り頂いた方は11名でした。
近くに支社や歌会の場がない方や、パソコンの操作が不安といわれる方、他結社や結社無所属の方なども、ブログの告知を見て申し込みくださり、とても嬉しく思いました。
本歌会の詠草は未発表歌扱いなので、私の歌に関する評をすこし紹介します。
この夜を顔の消えるまでつながりあふ一滴ひとしづくの水銀
・情報がもう少し欲しい
・上の句は男女のつながりか
・〈顔の消えるまで〉
→ 個々の思いも消えるほど?
→ 強い情念を感じる
→ ムンクの『接吻』を思わせる
→ 一滴に映っていた顔が、粒の繋がることで大きくなり、見えにくくなったのでは
・〈水銀〉の意味
→ 液体状でつながっている、流動的という意味も
→ 繋がることで一粒ひとつぶが消える感じ、危険と美しさの共存
→ 一滴がどんな感じがよくわからない
・〈一滴ひとしずく〉
→ 重複は効いているのか?
→ 句跨りのリズムに躓いた
→ このようなリフレインは、初めに漢字、次に平仮名が多い、いきさつを知りたい
この歌は、実はネットの繋がりを意図していました。いつも繋がっている、あるいは繋がろうとするネットの世界が少し怖くなって詠みました。液晶に照らされる一人一人の顔に水銀の輝きを思いました。
しかしこれでは、上句も下句も抽象的で伝わらないですね。ネットであることが分かる言葉(具体の見える描写)があると良いのでは、という評もありました。そのほか、推敲を考えると気が遠くなりますが、たくさんの評や感想、有難く、大変勉強になりました。
ちなみに水銀ですが、昔、学校をさぼろうとして体温計をライターで炙ったら割れました
ティッシュで拭こうとしたのですが、当然吸わず、指で一滴一滴をつなげてゆき、床を滑らせて窓の外まで運びました。その輝き、感触、危険の香りが、とても魅力的に見えたことを思い出しました。
小学生の頃の話です。
(水甕岡崎支社 木村美和)