水媒花

みんなで綴る短歌ブログ。

このブログで、共に短歌を学び、短歌で遊べたら幸せです。
宜しくお願いします。

《このブログでやりたいこと》
①ネット歌会 ~どなたでもお気軽にご参加下さい!第三回水媒花歌会は、詳細の決まり次第ブログで告知します。
②学びの共有 ~研究発表、短歌イベント参加レポート、読んだ歌集の感想など~
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2018年07月

 今年の4月はモッコウバラがずいぶん咲いていた気がする。歌会で次の歌を出してみた。

あの家は木香薔薇がよく咲いた仲良い夫婦が住んでいそうな

 参加者から肯定的な評価もあったが、春日いづみさんは平凡であることを気にされて、「もっとミステリアスにしてみて」とおっしゃった。
 改作して結社誌に投稿して採用されたのが、次の歌。

シルバーカーとベビーカーのある庭の木香薔薇は満開に咲く (『水甕』2018年8月号)

 ミステリアス……まではいかなかったが、人生を連想させる二つのアイテムを置いた。こうなると、私が現実に見たものではなくなる。しかし、どちらが短歌としてはよりマシかは明らかだ。
 いづみさんは時々、全部本当のことを書こうとしなくていい、ちょっと変えることで詩にすることができる、とお話になる。想像力を働かせて、日常を詩的にするのである。

(水甕 重吉知美)



自販機を転がり落ちるゴールドの缶にパイプをくはへた男

缶珈琲の〈微糖〉おそらく微は嘘で私のからだは糖を欲しがる

加藤直美 『水甕』2016年12月号 


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 「命の危険がある暑さ」といわれる今年の夏。昨年の夏、歌友のKさんが急逝され葬儀に参列した。その日もとても暑かった。会社経営のご主人、大企業に勤めるご長男の関係者が多数参列される中、私たちは隅で手を合わせた。生前のKさんを知り、その死を心から悼んだ人はどのくらいいたのだろうか。女性としてのやるせない思いを、私はこの季節の度に思い出すだろう。

死してなほ妻であること真夏日の故人を知らぬ参列者たち  (水甕芦屋支社 加藤直美)










水甕岡崎支社定例歌会を行います。

8月6日(月) 13:00~
愛知県岡崎市 竜美丘会館502号室 参加費200円

毎月第1月曜日に、1人2首ずつ持ち寄り、15名前後で歌会をしています。
結社内外、歌歴云々、問いません。
どなたでもお気軽にご参加ください。
自作の歌2首を7月30日(月)までに、木村までお送りください。

お問い合わせ:kimuramiwa11☆gmail.com(☆を@に変えてください)木村


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病院の壁を溢れた蔦の葉に呑まれゆく夏の放置自転車
台風の来さうな午後の影ふかき風にいちまいづつ爪を研ぐ

(水甕岡崎支社 木村美和)


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