①仕事の歌
 いきいきと楽に作っている感じがする。それ以外の歌は、構えているというか、私生活を出さない、そのような作り方。その落差が面白い。(真中氏)
 良い歌を作ろうとするときのパターン化が、仕事の歌では少ない。肩に力が入っていないからか。パターンも枠を破り、いろいろなものを学ぶといい。(真中氏)
 仕事は、知らない世界が面白いが、何が読まれているか、よりどのように読まれているか。(林氏)

②詩的処理
「冷え、さびしさ、青、ふるえ、涼しい、しめる、雨」そのような言葉が多い。詩的言葉に頼ったところがないだろうか。(春日氏)
 詩的処理の仕方が、ややパターン化している。(林氏)
 一つの方向にまとまっている傾向。同じ言葉の繰り返しも多い。(林氏)
 リズムを生む、ということはある。手法会得は良いが、やりすぎれば変化に乏しく、感動も薄れる。大-小などの繰り返しも多い。(春日氏)
困ったときに、余計な変なこと言うくらいなら繰り返せばいい。しかしこれはそれとは違う。最初に出てくるものと、次に出てくるものが付きすぎな面もある。(真中氏)

③社会詠
 社会的な題材と、比喩するところがさらっと書かれすぎ。もう少し掘り下げる方が、作者の本質に近づくか(真中氏)
 分かりやすい形で提示しなくてはいけないと思ってるなら誤解。分かりやすい・覚えやすい、などの易さを安易に求めてはいけない。(林氏)
 社会詠として、簡単に触れたように見えてはいけない。常識的な範疇に終わっている。よく言われることを、よく言われる中で穏当に済ませるのでは言う意味がないのでは。(林氏)
 いざという時に、自分に降りかかる。そういう時に表現の力が自分の中から湧いてくる、それにより、まっすぐ向き合う、その時のためにどんどん歌を詠めばいい(真中氏)


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(水甕岡崎支社 木村美和)