浅草寺の喧騒を知らぬ貌をして木製の壁の店が佇む
戸を開けて入れば句集歌集らが明るく迎えるカウンター席
俳人と歌人を兼ねる女主人ゆったりと着る割烹着は白
真後ろのテーブル席から聞こえくる礼儀正しき人らの句会
戸を開けて出れば日差しはまだ強く浅草の街の喧騒に戻る (『水甕』2018年12月号)

当ブログでも紹介した企画カフェの思い出を詠んだ。(期間限定!俳句・短歌カフェに行ってきた

(水甕 重吉知美)